2016年10月22日土曜日

刈り取り時期は、今日か、明後日か?

 エゴマの収穫時期は、2.3日という意味分かりますか?

遅れたら茶色になって刈り取り時にポロポロ落ちます。

青い葉のある時は刈るには早くて、実入りが、未熟で穂を覗くと上の方の穂がまだ白いままです。

だから刈り取り時は、その間2.3日となります。

最後の刈り取り、いよいよです。

劣化度、過酸化度を測る

晩生のエゴマが刈り取り時期を迎えました。

エゴマの品質を、
数字で表せられたら
農家の提供するエゴマ油の価値が上がりますよね。

13年前に韓国エゴマ研修旅行に行ったお仲間が、写真のキッドで、劣化度、酸化度を測る事を提案されていました。

エゴマの栽培本を出版するにあたってその旅行記を読み直していたら見つけました。

当時は測らなくても品質は食べればわかると、私には物差しの必要性に視点がいきませんでした。(ごめんなさいねHさん)

輸入原料のエゴマ油やエゴマのデリケートさを知らずに収穫して、酸化させたエゴマを原料に搾油した油も出回っていて、食べたことのない消費者が、エゴマはこんなもんだと、効果も実感できずに、それより健康をかえって害してしまっては目も当てれません。

私たち、農村で栽培して、\(^o^)/搾油しているところの信用あるエゴマ油が広まるように、各搾油所で、酸化度を測定しておけば、数字として伝えれますので、信頼いただきやすくなると思います。

そこで測定してみました。
2までならOKとされる過酸化度の測定結果は0.5以下でしたので、申しありません。

感覚として素晴らしい品質だと思っていましたが、実際、数字で証明されて、なおさら自信がもてました。

しばらくは、搾油した油を測っていきたいと思っています。

2016年9月17日土曜日

エゴマの刈り取りのタイミングと刈り取った後始末時の注意


エゴマの木全体が黄色く変化したら
刈取りです。
早生の方は始まってますか~?







草刈機や、竹用ののこぎり等で木の元を 刈ります。

刈ったものは束ねて乾燥させると3,4日で脱穀出来ます。
以前のブログや、多くの収穫法では、真黒くなるまで乾燥してから脱穀していましたが、穂先が茶色になっていれば脱穀ができますので、3,4日シートの上か、屋内、ハウス等に置き、脱穀作業に入りましょう。

屋外でのシートで置く場合には、雨にあたらないように、または夜露にあたらないように夜間はシートで覆っておきましょう。

室内では場所がかぎられていて積み重ねてしまいますので、扇風機などをまわして風が通るようにしましょう。

ハウスに取り入れる場合には要注意です。

温度が上がって、まだ湿気のある葉っぱがついていますので、カビや酸化の原因になります。上に黒シートを張り、扇風機をかけて風邪を通す工夫をしましょう。

エゴマの品質は、刈取りからが良品度を左右します。湿気、高温、傷が、酸化の原因で、油断するとみるみる劣化していきます。

特にたくさん作っているものにとっては、準備を怠ってはなりません。

エゴマの命は脳に効く脂肪酸です。大変体にいい、重要な栄養を含んでいますが、
酸化してしまえば、体には有害となります。
栽培している農家さんや、畑によっても味の違うエゴマです。
自然のエゴマをできるだけそのパワーを
同じ自然の一部である人の体にいただく事を念頭に置いて
愛情こもった働きをしてくれるエゴマを収穫しましょう。

無農薬、無化学肥料はもちろんですが、健康とおいしさを提供できるよう、心もこもったエゴマを収穫したいものです。

コンバイン収穫の場合にはこの点の注意が命運を分けますので、
ゆっくりの刈取りと、取り出し法について十分なシュミレーションと、試運転が必要です。

2016年8月14日日曜日

エゴマの葉の利用

エゴマの葉の季節になりましたね。
7月には摘芯も始まりますので
たくさんとれた葉の利用について
書いておきます。

栄養は、これまた凄いですよ!
カロテンがとても多いですし、乾燥したお茶を毎日飲んで認知症が良くなったという実例もありました。
スタミナも出るようで、
韓国では、この精油を販売されているくらいです。
夏にはぴったりの食べ物ですね。

では、食べ方ですが、

まずは、生のまま、
本場韓国では、
サンチュなどと一緒におかずや、焼肉をレタスで巻いて食べる時に生のエゴマの葉が出てきます。
キンパップという海苔巻きにはエゴマの葉や。エゴマ油も欠かせません。
この辺りは紫蘇と、使い方がにていますね。
さいの目や、千切りにしてにサラダに加えたり、そうめんの薬味にします。


茹でて…の場合は
さっと茹でて、ニンニクや人参と炒めて、ナムル風にします。
日本風に佃煮にして常備しておくのもおいしい食べ方です。長いこと持って便利で栄養満点です。


もっとも利用される料理は、漬物保存。
やはり一番はキムチ漬けでしょう。おいしいですので、毎日3枚くらい食べてれば、夏バテ知らずです。
塩漬け、味噌で保存しておいて、一度塩抜きしたものを料理に使うのも韓国の家庭料理で、教わりました。

キムチでなくても醤油漬けは、美味しく重宝します。

2016年6月8日水曜日

エゴマの栽培法

エゴマ栽培11aで、エゴマ油の自給と健康な家庭づくり地域づくりを進めましょう!


エゴマの栽培法 無農薬、無化学肥料で栽培してください。
 
エゴマは、湿気、高温、傷が大敵です。酸化や、カビを招き体には有害となります。
これを念頭におき、品質の良いエゴマを栽培しましょう。

  種  

  ○ 早生、中生、晩生があります。
  ○葉用のエゴマは葉がやわらかく分厚い韓国種、または白種がいいでしょう。
  ○日本エゴマの会で扱っている早生の種は、9月刈り取り、
  ○中生は1010日頃、
  ○晩生は1020日頃刈り取りです。
  ○寒い地方では中生で。
  
  ○種取はシソや、他の品種のエゴマが付近にないものを取ります。

  種まき 

  ○直播き栽培も移植栽培も510日過ぎから、6月中旬
   (早く蒔くとつるボケ、遅い場合には23本植えにする等時期と収量を見定めて)

〇一定の湿度が保たれるよう、覆いをするなどすると発芽がそろいます。

〇直播栽培:耕した畑に筋播きします。畝幅は90センチ以上、後に機械で土寄せができるためです。最終株間は30㎝から40㎝。筋播きした間引き苗を移植栽培に使えます。
     
     マルチ栽培なら、点撒き。畝間60㎝、株間35センチで、密植もできます。この場合、徒長しないために、摘心が必須です。23本植えに間引きします。

〇移植栽培:セル苗を作って、移植する方法は、省力につながります。
畑苗の場合、仮植えする等根を一度傷めて栽培する方法をとって多収穫した例もあります。(豆栽培にこの方法があります)高冷地、山間地は初期生育が遅いので、23本植えにします。

  苗の育成 

   ○畑で苗を育成する場合の除草、間引きはエゴマが7,8㎝位までに間引きをして、
  エゴマの周りの除草をていねいにします。

  定植 

  〇畝間90㎝、株間30㎝以上で定植します。畝間は、土寄せのための広さです。

  草取り

  ○エゴマから離れた所は、草がひどければ草刈機で除草して、中耕します。
畝間の中耕と、土寄せによって草を抑えます。
  摘芯
  
  ○早く播いた場合は3節で摘芯し、2回します。遅まきの場合は高くならないのならしない。〇盆栽形の仕立てにする。日光が全体に注ぐような形が良い。
〇摘心した葉は乾燥してお茶に、又は漬物、つくだ煮、生食等利用します。

  土寄せ
  
  ○中耕と除草を兼ねて土寄せします。根張りが良いと台風に倒れないしっかりしたエゴマ
   ができ、粒も大きく油の量も多いです。2回から3回すると丈夫なエゴマになります。

 〇田んぼの転作で作る場合は水はけが悪い場合、最初から畝を高くして栽培します。

  刈り取り

  ○ ここが重要ポイントです。葉の全体が黄色くなったら、刈り取ります。遅いと脱粒
   しますので、要注意!
      
      草刈機で根元を刈っていきます。手作業ならのこぎりがいいです。
      刈ったエゴマを3,4束束ねてまとめます。この紅葉の時期に刈り取れば脱粒が防げます。しかし実の色が白いうちは早すぎます。早すぎるのも収量減の原因ですので、刈取りは1週間を目安に適期に行います。

  茶色くなるまで干さなくても、脱穀できます。


〇畑でそのまま干しておいてもいいですが、もし屋内で入れるところがあれば、シートを引いて束ねたものを立てて並べます。この時、むれないように、風を通す並べ方か、扇風機をかけるのもいいです。蒸れてしまうと、かびて、実が台無しになります。要注意

〇34日ほど屋外に干したら、雨や、台風が当たるための脱粒が避けられるので屋内に集めて、干し上げたり、脱穀しますと脱穀作業が天気に左右されないので収量確保できます。

  脱穀

   叩くと23メートルは飛び散るので、カバーをした場所で、板にエゴマの枝を叩きつ

   けて実を落とします。

  選別

   ふるいにかけて大きなゴミを出します。
唐箕にかけて、細かいごみを吹き飛ばします。この時エゴマは軽いですので風の強さを
加減します。

  乾燥

  ○一旦乾燥させます。とても重要な乾燥です。乾燥が不十分ですと水洗いの時に沈むエゴ
   マ が増えてしまいます。また、湿ったエゴマは酸化し品質を落としますので、食べることもできなくなります。
  
  ○保存も短期間となりますのでこの乾燥作業は必ずしましょう。要乾燥です。この状態で保存ができます。洗いをあわてないことです。虫も出ていきますので、大切な作業です。水分10%以下にすること。

  水洗い

  ○桶に水を張り、エゴマを入れます。下に土や、細かい石が沈みます。混ぜしたら、浮いて
   いるエゴマを網ですくってザルにあげます。エゴマに水がしみこまないようにすぐにあげるのが大事です。

  ○この作業をもう一回繰り返し、その時水の濁りがひどいようならもう一度しますが、水に  入 れる時間をなるべく少なくします。

〇えごまの本にはお米を洗うようにと記述していますが、これは誤りです。ごしごしこすったりせず素早くザルにあげます。洗い方もやりすぎに注意です。

  乾燥

  ○網戸の網等の上に2センチくらいの厚さで並べて、干します。

  ○高温での乾燥はエゴマが酸化するので、要注意です。強い風にも注意してください。上にも網をかぶせると鳥の被害から守れます。

  保存

  ○除湿機のある部屋でしっかりと乾燥させて水分空気の入らない袋で保存しますと1年以上の長期保存できます。(ネルパック)米袋では低温保存が肝要です。5月以降は常温では品質低下します。買った方にも冷蔵保存を勧めてください。

※土つくりは、いつも土が発酵状態にあることを念頭に入れ、腐敗したもの、腐敗しそうなものは土には厳禁です。不発酵、未分解の肥料の場合虫の被害、病気が多くなります。エゴマは肥料のそれほどいらない作物です。水はけを良くする環境整備、土寄せ、有機物の分解を進めて、健康でおいしいエゴマを生産しましょう。
※それぞれが自分に合ったやり方を工夫していきます。ホームページをのぞいて、いいやり方、失敗例があれば、アップして日本エゴマの会ネット上で交流しましょう。みんなで惜しげなく教え愛、教えられ、みんなで栽培と健康推進!医療費を5割減らそう!これが日本エゴマの会のモットーです。
        
発行:日本エゴマ普及協会        https://www.facebook.com/egoma.japan

岐阜県加茂郡白川町下佐見1592  電話、FAX 0574-76-2725

2016年2月11日木曜日

みんなが作りたくなるエゴマの話

2016年2月11日、静岡県磐田市の遠州エゴマの会さんと、農協さんに呼んでいただいて、
「みんなが作りたくなるエゴマの話」をさせていただきました。

初めてパワポを使ってお話させていただきました。やはり必ず伝えることが漏らさずできるし、表やグラフが見やすく、時間も、有効に使えた気がしました。
アンケートで、満足したと答えてくださった方が、ほとんどで、すごく嬉しいです。
講演を聞いて栽培したいと思う方も、アンケート81名中76名!よかったー
ありがとうございました。

作る方の困った時の手引書になるために、小冊子作りがんばるぞ〜!

呼んでくださった遠州農協の鈴木さんからは、在来種のサラダ野菜を生産されているのお話もお聞きでき、とても勉強になりました。

エゴマと生野菜は、オメガ3健康の名コンビなんです。

2016年1月30日土曜日

これぞ効果的な食べ方を紹介

大根おろしに酢、エゴマ油、
お好みで醤油かお塩少々。

この食べ方はとても美味しくて
毎日食べてたら、

結果
認知症、うつ病が、とても良くなった事例が
知り合いにあります。

認知症だけでなく、花粉症、しもやけ、思い出し度の改善も、はっきりとした事例があります。

徘徊までしていた方が
自分で服を着て、
留守番も出来て、
ガレージのお掃除もされてます。
70代の方です。

この事例に、私も驚き、
大根おろしと酢と食べる食べ方を進めています。

よかったら、
①サラダ油、トランス酸、菜種油等
エゴマ油以外の油食をできるだけ控えて
大根おろしにエゴマ油と酢、試してみてください。20日間です。

②また、生の実
毎日大さじ1杯を
ポリポリいつでも食べるのも
おすすめです。
エゴマ油以外を控えて、
こちらは1週間で、思い出し度効果が見えてきましたので、ビックリしました。

どちらもエゴマ以外の油を控えるのが前提です。控える油ですが、生クリーム、マヨネーズ、牛乳製品、お肉の脂肪も油に入りますのて気をつけてください。

まあ、自分の体です。
負担をかけてるものを控える機会ともなります。損はしないのでお試しください。

自分の体の変化に気を止めてあげる事
からださんも心さんも
待ってますよ。

自分の体が喜ぶ食べ物をあげて下さい!


自分の頭がすっきりしてくると、
アイデアが浮かんだりもしてくるので、
生活充実度が向上して、
幸せ度アーップです。体験してもらえたら嬉しいです。



2016年1月14日木曜日

エゴマの種の販売


種の販売は、3種類しています。
①白川種晩生、②田村種中性


簡単な栽培法付き
①.②    20ml約1a分  1000円
            200ml          8000円

種の購入はこちらから

エゴマの「栽培・利用加工」著者日本エゴマの会会長服部圭子が2017年2月に発行予定しています。日本中の作りたい人が品質良し、多収、省力栽培に向かえるよう願いを込めて^ ^!

また、できたらご案内します。